魔女狩りとは何か?

こんなサイトを見に来るからには、魔女狩りという単語を1度も見たことがないということはおそらく無いだろうと思います。ですが、その全容を理解しているという人は専門家でもなければ中々居ないだろうと思うんですよね。

実際、当時の常識が現代と違いすぎて理解しにくい、資料は海外のものばかりで読むだけでも時間がかかる、などなどの理由で調べるのに苦労するジャンルです。

そこで、今回は魔女狩りとは何かを解説しようと思います。

 

魔女狩りのあった時期

まず、魔女狩りは大きく16世紀~18世紀に起きた現象でした。時代で言えば近世です。

よく勘違いされることですが、魔女狩りは中世に起きた現象ではありません。その時期に起こったのは異端審問です。もっとも、この両者は全く別のものではなく、ひとつの流れの中で起きた現象なので、全く別物だというのは語弊がありますが。

より詳しく言うと、魔女狩りは長い期間の中の特定の時期に集中して起こりました。ここから、魔女狩りが特定の地域に蔓延する風土病というより、特定の原因があってそれを感染源として広がる疫病のようなものであると考えることができます。

 

魔女狩りの起こった地域

魔女狩りはヨーロッパのほぼ全域で起こりました。その中でも特に多くの犠牲者を出したのはドイツ、次いでフランスイギリスです。ただ、この時代にドイツもイギリスもなかったのでそれぞれ神聖ローマ帝国アイルランドと書いたほうが正確ですね。

 

魔女狩りの目的

魔女狩りとは、文字通り魔女を狩ることです。では、なぜ魔女を狩る必要があったのでしょう? それは、魔女たちは異端だったからです。魔女狩りの起こる前の時代、中世にヨーロッパでは異端審問が行われていました。そこでは異端と呼ばれる人々を改宗させることが行われていましたが、魔女狩りはこの流れの中から生まれました。

異端とは、簡単に言えばキリスト教の教義に反する考え方を持つことです。有名なのでいえばカタリ派などが異端にあたります。

キリスト教は異端を厳しく取り締まっていました。なぜなら、自分たちの教義、つまり考え方に異論を唱えるということは、自分たちの神に対して異論を唱えるのと同じであると解釈していたからです。

そんな異端の中で、もっとも悪い異端だと考えたれていたのが魔女になることでした。より正確に言えば、魔女になるために悪魔と結託することを最悪の異端だと考えていたのですが、結果的に魔女であること=処刑の対象という図式が出来上がっていました。

 

 

魔女狩りとは何か?

まとめると魔女狩りの全体像が見えてきます。つまり、魔女狩りとは近世にヨーロッパで起こった魔女と呼ばれる異端を処刑することが流行した現象のことです。このことを分かっていると、魔女仮に関する拷問や処刑についての説明を聞いたときに理解がしやすくなるはずです。覚えておいてください。