拷問具として最も優秀なの拷問台(ラック)説

「今日は皆さんに、ちょっと拷問をしてもらいます」
「ただし、使っても良い拷問具は1つだけです。好きなものを選んでください」

そんなシチュエーションに遭遇することは、多分ないのだろうと思います。
が、拷問について調べていると、そんなことを想像することで新しい発想を思いつくことがあるものです。

発想のことはひとまず置いておくとして、この図書館(サイト)では結構な数の拷問を紹介してきました。
この記事を読んでいる人の中にも、お気に入り(?)の拷問具の1つや2つはあると思います。
実際、この記事のタイトルを見たときに、
「いやいや、一番優秀なのは〇〇だろう」
と、別の拷問具が思い浮かんだ人もいるかもしれません。

そこで今回は、数ある拷問具の中からなぜ私は拷問台がもっと優秀だと考えるのかを、4つのポイントで語りたいと思います。

ちなみに、今回の記事は拷問台のことを知っていること前提で書かれています。
良く知らないという人は、解説記事を先にどうぞ。

セールスポイント1:拘束できる

拘束

拷問において、犠牲者を拘束すると3つの大きなメリットがあります。

  1. 犠牲者からの反撃の可能性を減らせる
  2. 狙った苦痛を与えやすくなる
  3. 精神的苦痛になる

1.拘束することで、犠牲者からの不意の反撃を防ぐ

これから拷問をしようというのに、相手に反撃なんてされたらどうしようもないですからね。

また、実際に反撃されなくとも、反撃の余地があるという状況はそれだけで犠牲者に力を与えます
無駄に拷問を長引かせない為にも、拷問に耐えることに意味がないという状況を演出することは非常に重要です。

2.狙った苦痛を与えやすい

これは鞭を想像すれば分かりやすいでしょう。
鞭で犠牲者を叩くとき、相手が動いている場合と動いていない場合、どちらのほうが当てやすいかなんて考えるまでもないですよね。

また、拷問における鞭打ちでは当て方も問題になります。
叩く場所は、なるべく肉が多く、内臓への影響の少ない場所でなければなりません。
これは、命にかかわるダメージを与えないようにする為です。
必要以上にダメージを能てしまった結果、拷問の最中に突然犠牲者が死んでしまった……なんてことが起こったら、どうにもなりませんからね。
実際、日本の箒尻も西洋の鞭うちも、まずは犠牲者を拘束するところから始まります。

3.拘束されているという事実そのものが、犠牲者にとっての精神的拷問

拘束された犠牲者は、自分に対して悪意を持った相手に、無防備に体をさらけ出すことになります。
このような状況は、犠牲者の心をじわじわと蝕みます。
拘束しただけですぐに自白する……というわけにはいかないかもしれませんが、ほんの少しの工夫で苦痛を与えられるなら、やるに越したことはありません。
同じ理由で、拘束するときは衣服を脱がせて全裸にしたほうがより効果的でしょう。

セールスポイント2:なにかと楽

これはセールスポイント1に少しかぶりますが、拷問台はとにかく楽なんです。
なにせ、犠牲者を拷問台にセットしてしまえば、あとはハンドルを回すだけですからね。

資料によると、改良されたものは1人で動かすことが出来たそうです。
現代の技術ならボタン1つで引っ張る……なんてことも可能かもしれません。

もしかしたら、拷問に楽さを求めるなんて……と、憤りを感じている人もいるかもしれません。
しかし、それは誤りです。

なぜなら、拷問は場合によってはかなりの長丁場になることがあるからです。

これは日本の例ですが、江戸時代に木鼠吉五郎という盗賊が存在しました。
記録によると、彼は44回も拷問にかけられたにも関わらず、ついに自白をせずに耐えきりました。

これは極端な例ですが、犠牲者が1度や2度の拷問に耐える可能性は十分に考えられます。
犠牲者よりも先に拷問官のほうがへばってしまっては拷問になりませんし、なにより犠牲者に希望を持たせてしまうことになります。

なので、拷問官にとって負担が少ないということは、拷問にとって大切な要素なわけです。

セールスポイント3:苦痛が大きく、耐えにくい

拷問台の最大の特徴は、引っ張る拷問であるということです。

人体はその構造上、引っ張るという力に対して耐久力があまりありません。
また、鍛えることで耐久力を上げるというのも難しいです。
肉体はトレーニングで強く出来るでしょうが、関節は鍛えようがありませんからね。

また、一度外れた関節は、適切な処置をしなければ外れやすくなってしまいます。
外れやすいということは、言い換えれば外しやすいということです。
拷問を繰り返すことで、脱臼という苦痛をより手軽に与えられるようになる。
これは大きなポイントです。

セールスポイント4:死なせることはほとんど無い

無限に続く時間

いくら苦痛が大きくとも、犠牲者を死なせてしまうようでは拷問具としては失格です。
拷問の目的は犠牲者を死なせることではなく、自白の強要や情報を得ることですからね。
この意味で、拷問台はかなり優秀な拷問具です。

一見すると、これはセールスポイント3と矛盾するように見えるかもしれません。
苦痛が大きいのなら、死なせる可能性も高いのではないか、と。

しかし、その心配は無用です。

なぜなら、人体は引っ張る力には弱いですが、引きちぎろうとする力には強いからです。
この引きちぎる力に対する強さは、皮膚の力によるものです。
実際、過去にフランスで行われた四ツ裂きの刑では、4頭の馬が手足をそれぞれ1時間も引っ張ったにもかかわらず、1本もちぎれなかったという記録があります。

もちろん、ちぎれなければ死なない……ということにはなりません。
しかし、刃物で刺したり火で炙ったりするのと比べると、かなり死ににくいことは間違いありません。

結論:やはり、拷問台は優秀だった

このように、拷問台は拷問具として求められる資質を高いレベルで備えていることが分かります。
よって、拷問具として最も優秀だと言えるでしょう。

ただし、これは私が調べて思ったことです。
反論異論もあることでしょう。
なので、もし意見のある人がいれば、ぜひ教えて下さい。
参考にしたいと思います。

最も優秀な拷問を教える