仏教には三毒という言葉があります。これは貪・瞋・癡(とん・しん・ち)を意味し、その中でも特に「貪」とは貪欲、つまり欲深いことを意味します。
欲が深いことは毒であると、仏教的にはそういうことなんでしょうか。
詳しくは知りませんが、とにかくそういう考え方があるんだそうです。
なぜ急に仏教の話が出てきたのかというと、現在の私がとても毒されているからです。
……回りくどい言い方は止めましょう。
つまり、欲しいものが多すぎて物欲に飲まれそうなんです。
年末になると、どこもかしこも一斉にセールだと言って安く商品を売り始めるじゃないですか。年末の今なんて大放出セールの真っ最中ですから、さらに安くなっています。
その中には私が以前から欲しいと思っていたものも多数あるわけで、それらが買おうと思えば買えてしまうんですよ。
かといって、本当に買ってしまうといくらセール中とはいえ手痛い出費になるわけで、ここでジレンマが生まれます。
欲しいけど出費は痛い。出費は痛いけど欲しい。無我の境地にでも達しない限り、このジレンマが解消されることはありません。むしろ手に入らないことで物欲はどんどん大きくなります。
欲から生まれたジレンマが精神をじわじわと蝕み、しかもどんどんと侵食していく……なるほど確かに、毒という表現は言い得て妙だと思います。
なんだかんだと書きましたが、要するに買えばいいってだけの話なんですけどね。
私が欲しいものっていうのは拷問関連の本の事で、別に無茶苦茶高いってわけではありません。手痛いのは事実ですが。
ただ、まだ読み切っていない本が複数ある中で、さらに新しく買うことに躊躇があってゴタゴタ言っていただけなんです。
手痛いというのは所詮、手痛いという程度です。致命傷ではありません。
買った本はどうせ全部読むのだから、安いうちに買っておいた方がいいに決まっています。
そうそう、買った本から得た知識はこのサイトにも反映されますから、そこは楽しみにしておいてください。
今の時点でも色々と共有したい知識は溜まりつつあるのですが、これらもきれいな形に固まり次第、記事にしていきたいですね。