継続は力なり(拷問)

継続は力なりという言葉があります。どんなことでも継続し続けていくことが成功の鍵だという意味ですね。

はじめは何も成果がでなくても、コツコツと継続することが結果につながる。だから何事もすぐに諦めずにじっくり頑張ろう、という前向きな格言です。

この言葉は、拷問の世界でも通用します。

なんだか無理やり話を拷問につなげているように思われるかもしれませんが、こんなことを言い出したのにはちゃんとした理由があります。

というのも、以前から読んでいた『ISの人質』という本を今日読み終わったんです。この本の詳細はそのうちレビューすることにしますが、その内容の中で、最も強く印象に残ったのが継続的な拷問により捕虜に起こる心理的な変化でした。

考えてみれば当たり前のことですが、拷問というものは何かしらの目的があって行われるものです。その目的が達成されない限り、よっぽどの理由が無ければ拷問が終わることはありません。

捕虜にとって、拷問が続くというのは単に多くの拷問を受けることを意味しません。なぜなら、拷問が終わればその拷問で受けた傷もダメージも元通り……とはならないからです。

実際、今回読み終わった『ISの人質』でも、捕まってすぐに受けた拷問の傷が、解放された後になっても残っているという描写があります。

傷の蓄積は、体だけに起こるものではありません。心にも、傷はつきますし残りますからね。そして、自白の強要においては心の傷が威力を発揮します。

1度や2度の拷問なら耐えられても、半年、1年、そしてそれ以上の期間を拷問され続ければ、それだけ心が折れる可能性が高くなるということです。まさに、継続は力ですね。