ハーバード大学の拷問についての研究について

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拷問についての情報を集めるためにネットサーフィンをしていたところ、ハーバード大学の研究の中に、拷問に関するものを見つけました。少し古い情報ですけどね。興味深い内容だったのでシェアしようと思います。

[su_quote cite=”ScienceDaily” url=”https://www.sciencedaily.com/releases/2009/10/091026152818.htm”]

Pain Of Torture Can Make Innocent Seem Guilty

Date: October 28, 2009

Source: Harvard University Summary: Psychologists have found that the more a person appears to suffer when tortured, the guiltier they are perceived to be. According to the researchers, those complicit with the torture need to justify the torture, and therefore link the victim’s pain to blame.[/su_quote]

小難しく書かれていますが、要するに、罪を自白させるために拷問にかけられている犠牲者は、実際に罪を犯しているように見えやすくなる、ということです。

実際にはもう少し複雑な内容になっています。拷問を受けている人間と自分の関係性によって、罪を犯しているように見える見えやすさが変わるとも書かれていますね。興味深い内容なので、いずれ詳しく解説するかもしれません。

 

さて、もしかしたらあなたはこの研究結果を見て、全然大したことのない内容だと思うかもしれません。しかし、この研究はとても重要な意味を持っています。というのも、この研究が正しいなら、拷問を行う人間が自身の行為を正当化する理由が1つ増えることになるからです。

以前どこかで聞いた話ですが、人間はストレスを受ける環境に耐え続けることが出来ないようになっているそうです。これは身体的にも精神的にも言えることで、リフレッシュが出来なければ人間はどんどんと追い詰められていきます。

地面に穴を掘らせ、再び埋めさせるという無意味な行為をさせ続ける拷問がありますが、これが拷問として効果を発揮できるのは、無意味な労働というストレスを受け続けているからです。心が耐えられなくなるわけですね。

これと同じように、人間を拷問を行うという精神的苦痛は拷問を行う人間にストレスを与えます。リフレッシュできなければ心が耐えられなくなるほどに。(一部には、拷問をするのが好きな人間もいるかもしれませんが……)

では、耐えられなくなった拷問人はどうなるのか? 拷問を止めてよいならそれで済む話ですが、そんな都合の良い話はありません。なので、ストレスのはけ口を探す必要が出てきます。どこに発散するのか? もちろん、拷問をしている相手にです。

ここで、今回の研究結果が意味を持ちます。つまり、自分が拷問を行っている相手が実際に罪を犯しているように見える。言い換えれば、拷問を受けて当然の人間のように見えるという心理が働く。そうなれば、拷問を行う心理的な抵抗や苦痛は少なくなりますよね。

 

自分のしていることは正しいのだと正当化できる。これは、拷問を行っていた人間にとって非常に重要なことだったはずです。この正当化が行われるメカニズムを、今回のハーバード大学の研究は解き明かす一歩になるように思います。現在も研究を続けているのかは謎ですが、もしもまだ研究を行っているなら、続報に期待したいところです。